日別アーカイブ: 2019年7月16日

第104回薬剤師国家試験 問122

少子・高齢化に関する我が国の人口指標の数値の大小関係について、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 平成28年の合計特殊出生率>平成28年の総再生産率
2 平成28年の健康寿命>平成28年の0歳平均余命
3 平成28年の年少人口指数>平成28年の老年人口指数
4 昭和60年の平均初婚年齢>平成28年の平均初婚年齢
5 平成28年の粗死亡率>昭和60年の粗死亡率

 

 

 

 

 

 


解説
1 正
合計特殊出生率とは、再生産年齢(15〜49歳)の女子の年齢別出生率の合計のことであり、総再生産率とは、再生産年齢(15〜49歳)の女子の女児の年齢別出生率の合計のことである。合計特殊出生率は総再生産率の約2倍の値となることから、合計特殊出生率>総再生産率となる。
2 誤
健康寿命とは、平均寿命(0歳児平均余命)より要介護状態となった期間を差し引いた寿命のことである。このことから、健康寿命<0歳児平均余命となる。
3 誤
年少人口指数は、(年少人口÷生産年齢人口)×100、老年人口指数は、(老年人口÷生産年齢人口)×100で表される。平成28年では年少人口<老年人口であるため、年少人口指数<老年人口指数となる。
4 誤
我が国では、晩婚化が進み、平均初婚年齢は増加傾向にある。
5 正
我が国では高齢化が進み、粗死亡率は増加傾向にある。


解答
1、5

第104回薬剤師国家試験 問124

予防接種法に定める予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 インフルエンザは、個人の発症又はその重症化の防止に比重を置くため、B類疾病に分類されている。
2 日本脳炎の予防接種には、トキソイド由来のワクチンが用いられる。
3 ポリオのワクチンは、ジフテリア、百日咳、破傷風のワクチンとともに4種混合ワクチンとして接種される。
4 水痘に対して、ワクチンの任意接種が行われている。
5 原虫感染症に対して、ワクチンの任意接種が行われている。

 

 

 

 

 

 


解説
1 正
予防接種法に定める予防接種(定期接種)は、A類疾病(発生すると重症化したり、後遺症を残す病気の予防および集団予防に重点を置いたもの)とB類疾病(個人の発病または重症化の予防に重点を起き、対象者本人が接種を希望する場合に実施されるもの)に分類される。予防接種法に定める予防接種において、インフルエンザ及び肺炎球菌感染症はB類疾病に分類されている。
2 誤
日本脳炎の予防接種には、不活化ワクチンが用いられる。
3 正
4 誤
水痘のワクチンを対象年齢期間中(生後12〜36ヶ月)に接種する場合には、定期接種(予防接種法に定める予防接種)となるが、対象年齢期間以外に接種する場合には、任意接種となる。
5 誤
予防接種法に定める予防接種には、原虫感染症に対する予防接種はない。


解答
1、3

第104回薬剤師国家試験 問123

閉経後の健康な女性を無作為に2つの集団に分け、一方の集団にはエストロゲン・プロゲステロン併用療法を施し、もう一方の集団には偽薬を投与して長期にわたる追跡調査を行った結果を図に示した。この療法による疾患の発症リスクに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 乳がんの発症リスクは、有意に増加した。
2 脳卒中の発症リスクは、有意に増加した。
3 大腸がんの発症リスクは、有意に増加した。
4 子宮内膜がんの発症リスクは、有意に減少した。
5 股関節骨折の発症リスクは、有意に減少した。

 

 

 

 

 

 


解説
相対危険度とは、対象群の発症率に対する投与群の発症率を表したものであり、相対危険度が1より大きい場合、投与群の発症率は対象群の発症率に比べ大きい(投与群で発症のリスクが増加している)と判断することができる。また、相対危険度の95%信頼区間が1を挟んでいる場合、その結果が有意でないことを示している。
設問の図より、乳がん、子宮内膜がんの相対危険度の95%信頼区間は1を挟んでいるので、その結果は有意でないと考えられる。脳卒中の相対危険度は1より大きく、その95%信頼区間は1を挟んでいないため、投与群で脳卒中の発症のリスクが増加していると考えられる。また、大腸がん、股関節骨折の相対危険度は1より小さく、その95%信頼区間は1を挟んでいないため、投与群で大腸がん、股関節骨折の発症のリスクが減少していると考えられる。


解答
2、5

第102回薬剤師国家試験 問122

少子・高齢化に関する我が国の人口指標の数値の大小関係について、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 平成28年の合計特殊出生率>平成28年の総再生産率
2 平成28年の健康寿命>平成28年の0歳平均余命
3 平成28年の年少人口指数>平成28年の老年人口指数
4 昭和60年の平均初婚年齢>平成28年の平均初婚年齢
5 平成28年の粗死亡率>昭和60年の粗死亡率

 

 

 

 

 

 


解説
1 正
合計特殊出生率とは、再生産年齢(15〜49歳)の女子の年齢別出生率の合計のことであり、総再生産率とは、再生産年齢(15〜49歳)の女子の女児の年齢別出生率の合計のことである。合計特殊出生率は総再生産率の約2倍の値となることから、合計特殊出生率>総再生産率となる。
2 誤
健康寿命とは、平均寿命(0歳児平均余命)より要介護状態となった期間を差し引いた寿命のことである。このことから、健康寿命<0歳児平均余命となる。
3 誤
年少人口指数は、(年少人口÷生産年齢人口)×100、老年人口指数は、(老年人口÷生産年齢人口)×100で表される。平成28年では年少人口<老年人口であるため、年少人口指数<老年人口指数となる。
4 誤
我が国では、晩婚化が進み、平均初婚年齢は増加傾向にある。
5 正
我が国では高齢化が進み、粗死亡率は増加傾向にある。


解答
1、5

第104回薬剤師国家試験 問121

マイコトキシンに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 ステリグマトシスチンは、肝毒性を示す。
2 シトリニンは、腎毒性を示す。
3 ニバレノールは、造血機能障害を示す。
4 パツリンは、食品中の最大基準値が設定されている。
5 アフラトキシンのうち、アフラトキシンB1のみ食品中の最大基準値が設定されている。

 

 

 

 

 

 


解説
1 正しい
ステリグマトシスチンは、アスペルギルス属のカビが産生するカビ毒であり、肝毒性を示す。
2 正しい
シトリニンは、ペニシリウム属のカビが産生するカビ毒であり、腎毒性を示す。
3 正しい
ニバレノールは、フザリウム属のカビが産生するカビ毒であり、造血機能障害を示す。
4 正しい
パツリンは、ペニシリウム属、アスペルギリス属のカビが産生するカビ毒であり、主に神経障害や消化管障害などを示す。食品衛生法に基づき、リンゴジュース及び原料用リンゴ果汁について、パツリンの基準値(0.050 ppm)が定められている。
5 誤っている
 アフラトキシンは、アスペルギルス属のカビが産生するカビ毒であり、肝毒性を示す。
アフラトキシンには10種類以上の化合物があるが、毒性や毒力からみて食品衛生上、重要なものはアフラトキシンB1、B2、G1、G2である。我が国において、以前はアフラトキシンの中でも特に毒性、毒力が強いアフラトキシンB1に対してのみ規制値が定められていたが、平成23年10月より、食品中に含有されているアフラトキシンの規制が変更され、食品中に含有されている総アフラトキシン(アフラトキシンB1、B2、G1、G2)について規制値が設けられた。


解答
5