核酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- リボースリン酸エステル又はデオキシリボースリン酸エステルの糖部分の1´位に、プリン塩基又はピリミジン塩基が結合したものをヌクレオチドという。
- 遺伝情報を蓄えるデオキシリボ核酸(DNA)は、ヌクレオチドのポリマーで糖部分の3´位と5´位がリン酸で連結されている。
- DNAを構成する糖部分の2´位には水酸基が結合している。
- DNAは2本の相補的な鎖でできていて、一つの鎖を構成する糖がもう一つの鎖の糖と水素結合を形成する。
核酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、2
解説
1 正
核酸(RNA、DNA)の構成単位であるヌクレオチドは、リボースリン酸エステル又はデオキシリボースリン酸エステルの糖部分の1´位に、プリン塩基又はピリミジン塩基が結合したものである。
2 正
遺伝情報を蓄えるデオキシリボ核酸(DNA)は、2´-デオキシリボースの3´位の水酸基と5´位水酸基がリン酸で連結されて重合した、鎖状ポリマーである。
3 誤
DNAを構成する糖部分の2´位には水酸基を有しない。なお、RNAを構成する糖部分の2´位には水酸基を有する。
4 誤
DNAは2本の相補的な鎖でできていて、一つの鎖を構成する塩基がもう一つの鎖の塩基と水素結合を形成する。
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