ホルモンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- エストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を低下させる。
- 成長ホルモンの血中濃度が異常に低いと、末端肥大症を起こす。
- セクレチンは、脳下垂体前葉より分泌され、子宮収縮作用を示す。
- グルココルチコイドの産生・分泌は、血中コルチコイドにより負のフィードバックを受ける。
- カルシトニンは骨吸収を抑制し、血漿Ca2+濃度を下げる。
ホルモンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 正解答・解説
4、5
1 誤
卵胞ホルモンであるエストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を高める。なお、子宮筋のオキシトシン感受性を低下させるホルモンは、黄体ホルモンである。
成長ホルモンは成長促進作用を示すため、血中濃度が異常に低いと小人症を呈する。なお、末端肥大症は成長ホルモンの過剰放出により生じる。
セクレチンは、膵臓のS細胞から分泌されるホルモンであり、胃酸分泌抑制作用、膵液分泌促進作用を示す。
グルココルチコイドの産生・分泌は、脳下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)により調節されている。血中コルチコイドにより負のフィードバックを受けると、ACTHの分泌が低下し、グルココルチコイドの産生・分泌は抑制される。
カルシトニンは、甲状腺傍ろ胞細胞から分泌されるホルモンであり、破骨細胞に作用することで骨吸収を抑制し、血漿Ca2+濃度を低下させる。
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