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第90回薬剤師国家試験 問57(基礎薬学) ホルモン

ホルモンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. エストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を低下させる。
  2. 成長ホルモンの血中濃度が異常に低いと、末端肥大症を起こす。
  3. セクレチンは、脳下垂体前葉より分泌され、子宮収縮作用を示す。
  4. グルココルチコイドの産生・分泌は、血中コルチコイドにより負のフィードバックを受ける。
  5. カルシトニンは骨吸収を抑制し、血漿Ca2濃度を下げる。

解答・解説

解答
4、5 

解説
1 誤
卵胞ホルモンであるエストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を高める。なお、子宮筋のオキシトシン感受性を低下させるホルモンは、黄体ホルモンである。

2 誤
成長ホルモンは成長促進作用を示すため、血中濃度が異常に低いと小人症を呈する。なお、末端肥大症は成長ホルモンの過剰放出により生じる。

3 誤
セクレチンは、膵臓のS細胞から分泌されるホルモンであり、胃酸分泌抑制作用、膵液分泌促進作用を示す。

4 正
グルココルチコイドの産生・分泌は、脳下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)により調節されている。血中コルチコイドにより負のフィードバックを受けると、ACTHの分泌が低下し、グルココルチコイドの産生・分泌は抑制される。

5 正
カルシトニンは、甲状腺傍ろ胞細胞から分泌されるホルモンであり、破骨細胞に作用することで骨吸収を抑制し、血漿Ca2濃度を低下させる。

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