サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- インターロイキン1(IL-1)は、T細胞の増殖を促す。
- インターロイキン4(IL-4)は、細胞性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。
- インターフェロンγ(IFNγ)は、体液性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。
- 腫瘍壊死因子α(TNFα)は、炎症反応を誘導する。
- G-コロニー刺激因子(G-CSF)は、マクロファージの増殖・分化を促進する。
サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
1、4
1 正
インターロイキン1(IL-1)は、単球・マクロファージから産生されるサイトカインであり、T細胞の増殖を促進する。
インターロイキン4(IL-4)は、B細胞の活性化、抗体産生細胞への分化促進に関与する。
インターフェロンγ(IFN-γ)は、抗ウイルス作用に加えて、細胞性免疫反応を増強するTh1の誘導を促進する。また、NK細胞、マクロファージ、好中球の活性化を介して細胞性免疫反応を増強する。
腫瘍壊死因子α(TNFα)は、抗腫瘍作用を示すことに加え、内在性発熱因子、炎症サイトカインとして作用する。
G-コロニー刺激因子(G-CSF)は、顆粒球の増殖・分化を促進する。なお、マクロファージの増殖・分化を促進するのは、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)である。
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