MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第90回薬剤師国家試験 問56(基礎薬学) 細胞内情報伝達

情報伝達に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. アデニル酸シクラーゼを制御するGsタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。
  2. アデニル酸シクラーゼを制御するGiタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。
  3. イオンチャネル型受容体にアゴニストが結合すると、Gタンパク質を介し、イオンの細胞膜透過性が変化する。
  4. チロシンキナーゼ型受容体にアゴニストが結合すると、チロシンキナーゼが活性化され、細胞内にシグナルが伝達される。

解答・解説

解答
2、4

解説
1 誤
Gsタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、Gタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼの活性化が認められる。それに対して、Giタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、Gタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼ活性が抑制される。

2 正
解説1参照

3 誤
イオンチャネル型受容体にアゴニストが結合すると、Gタンパク質とは無関係にイオンチャネルが開口し、イオンの細胞透過性が変化する。

4 正
チロシンキナーゼ型受容体は、細胞膜を1回貫通するペプチドから構成されており、その細胞内領域には、チロシン残基を特異的にリン酸化するチロシンキナーゼ活性を有する。チロシンキナーゼ型受容体にアゴニストが結合すると、チロシンキナーゼが活性化され、細胞内にシグナルが伝達される。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次