脂質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ジアシルグリセロール(ジグリセリド)は、生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質である。
- グリセロリン脂質(ホスホグリセリド)は、生体膜の主要な脂質成分である。
- エルゴステロールは、動物細胞膜の主要な構成成分である。
- ヒトの循環系において、トリアシルグリセロール(トリグリセリド)やコレステロールは、リポタンパク質として運ばれる。
脂質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質は、トリグリセリドである。なお、ジアシルグリセロールは、セカンドメッセンジャーとして細胞内情報伝達系に関与している。
生体膜の主成分は、リン脂質の一種であるグリセロリン脂質(ホスホグリセリド)である。
エルゴステロールは、植物性のステロールであり、真菌細胞膜の主要な構成成分である。なお、動物細胞膜の主要な構成成分となるステロールはコレステロールである。
トリアシルグリセロール、コレステロールは、脂溶性物質であり、血液循環系を単独で移動することはできないため、脂質運搬体であるリポタンパク質を形成することにより血液循環系を介して全身へ運搬される。
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