アミノ酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アミノ酸は、酸性及び塩基性基を持つ両性電解質である。
- アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンは、いずれもアルキル側鎖をもつ。
- アスパラギンとグルタミンの側鎖には、いずれも水酸基が含まれる。
- リシン、アルギニン、ヒスチジンは、塩基性アミノ酸であり、生理的pHでは負電荷をもつ。
アミノ酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤解答・解説
1、2
1 正
アミノ酸は、同一分子中に酸性基のカルボキシ基と塩基性基のアミノ基を有する両性電解質である。
アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンは、いずれもアルキル側鎖を有するアミノ酸である。
アスパラギン、グルタミンは、側鎖に酸アミドを有するアミノ酸である。なお、アスパラギン、グルタミンから脱アミノ化され側鎖にカルボキシ基を有するものを、アスパラギン酸、グルタミン酸という。
リシン、アルギニン、ヒスチジンは塩基性アミノ酸であり、それらの等電点は9.74、10.7、7.59であるため、等電点よりも低い生理的pH(等電点より酸性側)では、正電荷をもつ。
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