サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 異なるサイトカインでも、同じ生物活性を示すことがある。
- インターロイキン1(IL-1)は、脳の発熱中枢に作用して発熱を誘導する。
- サイトカインは、産生細胞自身には作用しない。
- インターフェロンγ(IFNγ)は、マクロファージの活性化を抑制する。
サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤解答・解説
1、2
1 正
複数のサイトカインが同一の作用を示すことがある。また、1つのサイトカインが様々な作用を示すことがある。
インターロイキン1(IL-1)は、マクロファージなどの細胞から産生され、リンパ球の活性化、マクロファージの活性化、サイトカインの産生誘導などの生理活性を示すとともに、炎症反応や発熱に関与する。
サイトカインのシグナル伝達機構には、産生されたサイトカインが近傍に作用する(パラクリン)、産生細胞自体に作用する(オートクリン)がある。
インターフェロンγ(IFNγ)は、マクロファージの活性化を促進する。なお、インターフェロンγ(IFNγ)は、マクロファージ活性化促進作用に加え、抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、Th1誘導作用、Th2誘導抑制作用がある。
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