遺伝子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ゲノムの解析から、ヒト細胞1個に含まれる遺伝子の数は約3,000個であることが明らかとなった。
- ゲノムの塩基配列は、人によって異なる部分がある。
- サザンブロット法により、特定の遺伝子の存在を知ることができる。
- 大腸菌のプラスミドにクローン化された遺伝子は、動物細胞の中では発現することができない。
遺伝子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
ゲノムの解析から、ヒト細胞1個に含まれる遺伝子の数は約3〜4万個程度であることが明らかとなった。
ヒト遺伝子の塩基配列は、個人ごとでわずかに異なる部分が存在する。この遺伝子のわずかな違いにより個人差が生じる。
ハイブリダイゼーションを利用したサザンブロット法によりDNA断片上に特定の遺伝子が存在するかどうかを知ることができる。
クローン化とは、均一の塩基配列を有するDNA集団を得ることである。クローン化するにあたり細菌のもつプラスミドやバクテリオファージなどを用いる組換えDNA技術がある。この組換えDNA技術を用いることで、大腸菌のプラスミドにクローン化された遺伝子を動物細胞の中では発現することが可能である。
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