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第87回薬剤師国家試験 問39(基礎薬学) 糖質

糖質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. マンノース、アラビノース、ガラクトース、フルクトースは、いずれも単糖である。
  2. セルロースは、D-グルコースがα(1→4)結合で直鎖状につながった多糖である。
  3. グリコーゲンは、植物がエネルギー貯蔵物質として合成するグルカン混合物である。
  4. 細菌細胞壁を構成するペプチドグリカンは、多糖とペプチドの鎖が縦横に共有結合した網目状構造をとっている。

解答・解説

解答
1、4 

解説
1 正
マンノース、アラビノース、ガラクトース、フルクトースは、いずれも単糖である。なお、アラビノースは五炭糖(ペントース)、マンノース、ガラクトース、フルクトースは六炭糖(ヘキソース)である。

2 誤
セルロースは、D-グルコースがβ(1→4)結合で直鎖状につながった多糖であり、主に植物の細胞壁成分として存在している。なお、D-グルコースがα(1→4)結合している多糖として、アミロースがある。

3 誤
グリコーゲンは、動物のエネルギー貯蔵物質であり、主に筋肉や肝臓に存在している。なお、植物由来のエネルギー貯蔵物はデンプンであり、アミロースとアミロペクチンから構成されている。

4 正
細菌細胞壁を構成するペプチドグリカンは、N-アセチルグルコサミンとN-アセチルムラミン酸が交互にβ(1→4)結合したグリカン部分とN-アセチルムラミン酸に結合したアミノ酸より構成されるペプチド部から構成されており、ペプチド間で架橋が形成されている。

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