平滑筋に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 平滑筋細胞にはアクチンやミオシンといった筋フィラメントはなく、規則正しい横紋構造もない。
- 平滑筋細胞の電気的変化は、隣接する細胞には伝導しない。
- 平滑筋は、運動神経の支配のみをうけている。
- 平滑筋の運動も骨格筋と同様に、随意的に調節することができる。
- 平滑筋の活動電位は、L型Ca2+チャネルに対する遮断薬で抑制できる。
平滑筋に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
5
1 誤
平滑筋細胞にはアクチンやミオシンといった筋フィラメントは有するが、規則正しい横紋構造を有しない。なお、規則正しい横紋構造が認められるのは、骨格筋や心筋である。
平滑筋を構成する細胞の間では、連結経路で機能的に連絡されており、1つの平滑筋細胞の電気的変化は容易に隣接する細胞に伝導される。
不随意筋である平滑筋を支配する神経は、自律神経である。
平滑筋は自律神経支配の不随意筋であり、骨格筋のように随意的に運動を調節することはできない。
一般に平滑筋の活動電位は、L型Ca2+チャネルを介した細胞外からのCa2+の流入により発生する。そのため、平滑筋の活動電位は、L型Ca2+チャネルに対する遮断薬で抑制できる。
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