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第93回薬剤師国家試験 問54(基礎薬学) 染色体・クロマチン

真核生物における染色体及びクロマチンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. DNAトポイソメラーゼは、DNAに超らせんを導入したり、解消したりする酵素である。
  2. 染色体には、セントロメアとテロメアとよばれる領域があり、テロメアは染色体末端にある。
  3. クロマチンには比較的分散した状態と凝集した状態があり、分散した状態をヘテロクロマチンとよぶ。
  4. クロマチンの基本構造であるヌクレオソームでは、H1、H2A、H2B、H3の各ヒストン2分子からなる8量体にDNAが巻きついている。
解答・解説

解答
1、2

解説
1 正
トポイソメラーゼは、二本鎖DNAに切れ目を入れ、修復するまでの反応を触媒する酵素であり、DNAの超らせん構造を解消または導入することが可能である。

2 正
染色体には、有糸分裂の際に紡錘糸と結合するセントロメアと染色体の安定性を保つために必要なテロメアが存在する。セントロメアは染色体の中央に、テロメアは染色体の末端に存在している。

3 誤
クロマチンには比較的分散した状態と凝集した状態があり、分散した状態をユークロマチンとよぶ。なお、クロマチンの構造において凝集している部分をヘテロクロマチンという。

4 誤
クロマチンの基本構造であるヌクレオソームでは、H2A、H2B、H3、H4の各ヒストンの2分子からなる8量体にDNAが巻き付いている。

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