画像診断法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 磁気共鳴画像診断(MRI)法は、水分子中の酸素原子の磁気緩和時間の差を利用する。
- 心臓の弁運動に関する超音波診断法の原理は、ドップラー効果に基づいている。
- X線診断法が骨の診断に有効なのは、カルシウムのX線透過性が高いことに基づいている。
- CTスキャン法には、X線やポジトロンが線源として使用される。
画像診断法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
2、4
解説
1 誤
MRI法は、核磁気共鳴スペクトル測定(NMR)法の原理を人体の画像化診断に応用したものであり、 人体に存在する水分子の酸素原子ではなく、水素原子の原子核を構成するプロトン(1H)の磁気緩和時間を利用している。
2 正
超音波診断法では、ドップラー効果により体内で動いているものを確認することができるため、心臓の弁の動きを確認することができる。
3 誤
X線診断法が骨の診断に有効なのは、カルシウムのX線透過性が低いことに基づいている。
4 正
CTスキャン法には、X線やポジトロン(陽電子:β+線)が線源として使用される。
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