呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 横隔膜はドーム型の骨格筋であり、息を吸い込む時に収縮している。
- 気道壁を構成する平滑筋は、アドレナリンβ2受容体刺激で収縮する。
- Ⅰ型肺胞上皮細胞は、肺胞表面を潤す界面活性物質(サーファクタント)を分泌している。
- 血液のpHの低下は、化学受容器を刺激し、呼吸を促進する。
呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てて存在するドーム状の骨格筋であり、息を吸い込む時には収縮している。なお、吸気時には、横隔膜が収縮して腹腔へ下がると同時に、外肋間筋の収縮により肋骨が持ち上げられることで胸腔が陰圧となる。
気道壁を構成する平滑筋は、アドレナリンβ2受容体刺激により弛緩する。
I型肺胞上皮細胞は極めて薄い膜状の単層扁平な細胞でガス交換に関与する。なお、肺胞表面を潤す界面活性物質(サーファクタント)を分泌しているのは、Ⅱ型肺胞上皮細胞である。
延髄の腹側表面に存在する中枢性化学受容器は、水素イオン(H+)濃度の上昇により血液のpHが低下すると、呼吸を促進させる。
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