循環器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 特殊心筋において、正常時におけるペースメーカーとして心拍数を調律しているのは、房室結節である。
- 延髄にある心臓抑制中枢の興奮は、迷走神経を介して心拍数を減少させる。
- 運動時には、骨格筋に分布している血管は収縮している。
- リンパ管は、組織液の一部を集めて静脈へ注ぐ。
循環器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
特殊心筋において、正常時におけるペースメーカーとして心拍数を調律しているのは、洞房結節である。 心臓には自動性があり、洞房結節の興奮は心房筋に伝播し、房室結節へと達する。その後、ヒス束、プルキンエ線維を経由し心室全体に伝播する。
心臓抑制中枢は、延髄に存在しており、迷走神経を介する心拍数の減少に関与する。
運動時には、骨格筋に分布している血管は拡張している。
毛細血管から漏出した液状成分の一部は、組織の細胞間隙に入り、組織の代謝産物と混じり組織液を形成する。組織液の大部分は、再度毛細血管に戻るが、一部はリンパ管に移行し、集合管、主管リンパ管を介して最終的には静脈に流入する。
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