X線に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 封入式X線管球により発生するX線は、連続X線と固有X線(特性X線)とからなる。
- 固有X線(特性X線)の波長は、封入式X線管球の対陰極(ターゲット)元素の原子番号と密接な関係がある。
- シンクロトロン放射光は、広い波長領域に及ぶ連続スペクトルを有する。
- X線の検出に用いられるシンチレーション計数管は、X線による不活性気体の電離現象を利用している。
X線に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 誤っている解答・解説
4
1 正しい
封入式X線管球では、フィラメント(陰極)から放出された熱電子が対陰極(ターゲット、陽極)に衝突し、X線が発生する。発生するX線は、固有X線(特性X線)と連続X線からなる。
固有X線(特性X線)は、対陰極(ターゲット)に用いられる金属元素に特有の波長を持つ線スペクトルを示す。このことから、固有X線(特性X線)の波長は、封入式X線管球の対陰極(ターゲット)元素の原子番号と密接な関係がある。
シンクロトロン放射光は、赤外領域からX線領域にわたる広い波長領域に及ぶ強度の強い連続スペクトルを有する。
シンチレーション計数管は、X線による励起作用を利用して測定する検出器である。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
90回薬剤師国家試験の問21に関して質問があります。DLVO理論の問題で、選択肢1についてです。
『粒子間のファンデルワールス力は分子間のそれより遠くまで働く』→正
・粒子間と分子間の違い(粒子と分子の違い)
・なぜ正なのか?
某書籍の解説では、『粒子間のファンデルワールス力はVa=-Aa/(12x)で分子間ファンデルワールス力は分子間距離の6乗に反比例』とあります。でも、この解説ではよく理解できません。分子間のファンデルワールス力に関しては授業などでも習っていますが、粒子間ファンデルワールス力の式に関しては聞いたこともない気がします。
※A:ハマカー定数、a:同種の拡散二重層をもったコロイド粒子の半径、x:コロイド粒子表面間の距離
この解説とは違う考え方、分かりやすい考え方がありましたら、動画での解説をお願いしたいです。
よろしくお願い申し上げます。
ファンデルワールス力は、大きい分子ほど強く働くため、分子よりも大きい粒子では強いファンデルワールス力が働くと考えられます