腎臓の構造と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ネフロンは、腎小体と尿細管からなる。
- 腎小体は、糸球体とボーマン嚢から構成されている。
- 糸球体で限外ろ過された原尿は、ボーマン嚢から遠位尿細管へ出て、ヘンレ係蹄、近位尿細管、集合管を経て腎盂に至る。
- バソプレシンには利尿作用が、アンギオテンシンには抗利尿作用がある。
腎臓の構造と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、2
解説
1 正
ネフロンは、腎臓の基本単位であり、腎小体と尿細管で構成されている。
2 正
腎小体は、毛細血管が糸くず状になった糸球体とそれを包むボーマン嚢で構成される。
3 誤
糸球体で限外ろ過された原尿は、ボーマン嚢から近位尿細管を出て、ヘンレ係蹄、近位尿細管、集合管を経て腎盂に至る。
4 誤
バソプレシンは、抗利尿ホルモンといわれ、遠位尿細管から集合管に作用し尿細管から血液への水の再吸収を促進することで抗利尿作用を示す。また、アンギオテンシンは、副腎皮質球状層に作用しアルドステロンを分泌する。分泌されたアルドステロンは、遠位尿細管から集合管に作用し、Na+の再吸収、K+の排泄を促進し、抗利尿作用を示す。
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