情報伝達機構に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 多くのステロイドホルモンは、細胞表面受容体を介して作用する。
- 液性(可溶性)因子を介さない細胞間の接触による情報伝達がある。
- オートクリン(自己分泌)機構では、ホルモンが、それを合成した細胞から離れた標的細胞に作用する。
- 免疫に関与する細胞は、主にパラクリン(傍分泌)機構により、相互に情報伝達を行っている。
情報伝達機構に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
多くのステロイドホルモンは、細胞内に存在する受容体を介して生理作用を示す。
通常、生体内では細胞と細胞の間の情報伝達には液性因子(神経伝達物質、オータコイド、ホルモン、サイトカインなど)が関与するが、液性因子を介さない例(例:平滑筋、心筋を構成する細胞では隣接細胞との間においてギャップ結合を介して電気的興奮が伝達される)も存在する。
オートクリン(自己分泌)機構では、神経伝達物質、サイトカインなどがそれを産生した細胞自身に作用する。なお、ホルモンは、エンドクリンによりそれを合成した細胞から離れた標的細胞に作用する。
免疫に関与する細胞は、主にパラクリン(傍分泌)機構により情報伝達を行なっている。
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