ミトコンドリアの電子伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 電子がNADHからフラビンタンパク質へ伝達されると、プロトン(H+)が細胞質からミトコンドリア内へ取り込まれる。
- 補酵素Q(CoQ)は、電子授受に関与する。
- シトクロムP450は、ミトコンドリアにおける電子伝達系の主要な成分である。
- 電子の最終的な受容体は、酸素分子である。
ミトコンドリアの電子伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
電子がNADHからフラビンタンパク質へ伝達されると、プロトン(H+)がミトコンドリアマトリックスからミトコンドリア膜間腔(ミトコンドリアの内膜、外膜の間)に汲み出される。
電子伝達系において、補酵素Q(CoQ)は、電子授受に関与する。
ミトコンドリアにおける電子伝達系には、シトクロムb、シトクロムc1、シトクロムc、シトクロムa・a3が関与するが、シトクロムP450は関与していない。
電子伝達系の最終的な段階で酸素分子が受容体として働き、H2Oが生成する。
コメント