次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- コデインは、オピオイドδ受容体を刺激して鎮咳作用を引き起こすが、モルヒネよりもグルクロン酸抱合を受けやすい。
- ナロキソンは、オピオイドμ受容体遮断作用により、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。
- ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体における拮抗作用により、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。
- フェンタニルは、オピオイドμ受容体及びκ受容体刺激作用をもち、鎮痛作用が強く作用持続も長い。
次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
水酸基の数より、コデイン(水酸基の数:1個)はモルヒネ(水酸基の数:2個)に比べグルクロン酸抱合を受けにくい。
ナロキソンは、オピオイドμ受容体を遮断し、麻薬性鎮痛薬の作用に拮抗するため、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。
ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体拮抗作用を有することから、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。
フェンタニルは、オピオイドμ受容体刺激作用により強い鎮痛作用を示すが、作用時間は短い。
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