骨に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 骨のCa2+は一度沈着すると、一生の間遊離しない。
- 骨には、血管はほとんど分布していない。
- 骨芽細胞は、コラーゲンなどを分泌して骨形成を行い、骨細胞になる。
- 破骨細胞は、骨吸収に密接に関係している。
- 赤色骨髄は、血球産生の場である。
骨に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
1、2
1 誤っている
骨のカルシウムは、一度沈着しても破骨細胞による骨吸収により再び遊離する。
骨は、骨組織(緻密質、海面質)、骨髄、軟骨組織、骨膜で構成されており、骨膜、緻密質には血管が分布している。
骨芽細胞は、コラーゲンやムコ多糖などを分泌し、骨基質を形成する。形成された骨基質にヒドロキシアパタイトが沈着すると骨組織が形成される。骨芽細胞は骨が形成される過程で骨細胞となる。
破骨細胞は酸性ホスファターゼ活性を有しており、骨を溶かす骨吸収に関与している。
骨髄には赤色骨髄と黄色骨髄が存在し、赤色骨髄は血球産生に関与している。なお、赤色骨髄は成長と共に脂肪組織に置換され黄色骨髄となる。
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