ビタミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ビタミンA誘導体の11-cis-レチナールは、網膜における光受容体の機能に関与する。
- ビタミンB6(ピリドキシン類)は細胞内でリン酸化されて、ピルビン酸の脱炭酸反応における補酵素として作用する。
- 葉酸は細胞内で還元されて、一炭素転移反応に関与する。
- ビオチンは、アミノ酸の脱アミノ化反応に関与する。
ビタミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤解答・解説
1、3
1 正
11-cis-レチナールは、動物体内で生成されるビタミンA(レチノール)の誘導体であり、網膜における光受容体の機能に関与する。
ビタミンB6(ピリドキシン類)は細胞内でリン酸化されて、活性型であるピリドキサールリン酸となり、アミノ酸の脱炭酸反応やアミノ基転移反応などのアミノ酸代謝反応における補酵素として作用する。なお、ピルビン酸の脱炭酸反応における補酵素として作用するのは、チアミンピロリン酸、FAD、NAD+、CoAなどである。
葉酸は、細胞内で還元により活性型である5,6,7,8-テトラヒドロ葉酸となり、一炭素転移反応(ホルミル基やヒドロキシメチル基などの転移反応)の補酵素として作用する。
ビオチンは、炭酸固定反応を触媒する酵素(カルボキシラーゼ)の補酵素として作用する。
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