食品添加物A〜Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- Aは、かんきつ類やバナナに使用される防かび剤である。
- Bは、ショ糖の200倍の甘さがある甘味料である。
- Cは、酸性領域で効果のある保存料である。
- Dは、金属封鎖作用のある酸化防止剤である。
- Eは、酸性のタール色素である。
食品添加物A〜Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、4
解説
1 正
A(チアベンダゾール)は、防かび剤であり、かんきつ類やバナナに使用される。また、海外おいて、チアベンダゾールは、ホストハーベスト農薬として使用されている。
2 誤
B(デヒドロ酢酸ナトリウム)は、酸型保存料であり、バターやチーズ、マーガリンなどの発酵食品に使用される。デヒドロ酢酸ナトリウムは、中性〜酸性条件下で微生物の増殖を抑制する。
3 誤
C(L-グルタミン酸ナトリウム)は、うまみを引き出す調味料として使用されている。
4 正
D(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム)は、酸化防止剤であり、缶詰や瓶詰めの飲食物に使用される。エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムは、油脂の酸化を促進する金属イオンを封鎖する作用を有する。
5 誤
E(ネオテーム)は、甘味料であり、ジュース、お菓子、アイスクリームなどに使用される。ネオテームは、アスパルテームから得られる誘導体であり、スクロース(ショ糖)の約7,000〜13,000倍の甘みを有する。
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