液体クロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 固定相としてシリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィーでは、塩基性の溶質が先に溶出する。
- 固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の大きな溶質が先に溶出する。
- 陽イオン交換クロマトグラフィーでは、陽イオンの価数の大きな溶質が先に溶出する。
- サイズ排除クロマトグラフィーでは、分子量の大きな溶質が先に溶出する。
液体クロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
固定相としてシリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィーでは、極性の小さな溶質(疎水性の大きな溶質)が先に溶出する。
オクタデシルシリル化シリカゲル(ODS)は、疎水性相互作用により極性の小さな溶出を保持しやすい。そのため、固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の大きな溶質が先に溶出する。
陽イオン交換クロマトグラフィーでは、陽イオンの価数が大きな溶質は保持されやすいため、後に溶出する。
サイズ排除クロマトグラフィーでは、分子量の小さい溶出が保持されやすいため、分子量の大きな溶質が先に溶出する。
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