緩下薬として用いられる薬物として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ビサコジル
- センノシド
- セトラキサート
- ロペラミド
- 合成ケイ酸アルミニウム
緩下薬として用いられる薬物として、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1, 2
解説
1 正
ビサコジルは、腸内で活性型となり、大腸神経を刺激することで蠕動運動を亢進する。
2 正
センノシドは、腸内細菌によりレインアンスロンを生成することで大腸の蠕動運動を亢進する。
3 誤
セトラキサートは、PGE2、PGI2の生合成を促進することにより、粘液分泌促進作用、粘膜血流増加作用、胃酸分泌抑制作用を示す胃粘膜保護剤である。
4 誤
ロペラミドは、オピオイドμ受容体を介して、腸管運動を抑制する止瀉薬である。
5 誤
合成ケイ酸アルミニウムは、局所性の制酸薬である。Al3+がタンパク質と複合体を作り、収斂作用を示すとともにケイ酸塩のSiO2・H2Oが粘膜吸着作用、粘膜保護作用を示す。
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