第91回薬剤師国家試験 問26(改)

第91回薬剤師国家試験 問26(改) 物質の旋光性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 化合物の比旋光度を算出するとき、必ずしも分子量がわかっている必要はない。 2 旋光度は、赤外線の波長領域で通常測定される。 3 物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉原子がなければならない。 4 旋光性は左右円偏光に対する屈折率の差に起因する。               解答 1、4 解説 1 正 比旋光度を算出する際には、分子量を必要としないため、化合物の比旋光度を算出するとき、必ずしも分子量がわかっている必要はない。 2 誤 旋光度測定法では、通例、光源としてナトリウムスペクトルD線が用いられる。ナトリウムスペクトルD線は可視部領域の波長を有する。 3 誤 分子中に不斉炭素がなくても、旋光性を示す場合がある。この化合物を分子不斉といい、アレン誘導体やビフェニル誘導体がある。 4 正 平面偏光が光学活性物質中を通過するとき、左右の円偏光に対して異なる屈折率を示し、この屈折率の差により透過速度が異なるため旋光性を示す。 → Read More

第91回薬剤師国家試験 問126

第91回薬剤師国家試験 問126 次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 コデインは、オピオイドδ受容体を刺激して鎮咳作用を引き起こすが、モルヒネよりもグルクロン酸抱合を受けやすい。 2 ナロキソンは、オピオイドμ受容体遮断作用により、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。 3 ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体における拮抗作用により、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。 4 フェンタニルは、オピオイドμ受容体及びκ受容体刺激作用をもち、鎮痛作用が強く作用持続も長い。               解答 2、3 解説 1 誤 水酸基の数より、コデイン(水酸基の数:1個)はモルヒネ(水酸基の数:2個)に比べグルクロン酸抱合を受けにくい。 2 正 ナロキソンは、オピオイドμ受容体を遮断し、麻薬性鎮痛薬の作用に拮抗するため、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。 3 正 ペンタゾシンは、オピオイドμ受容体拮抗作用を有することから、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。 4 誤 フェンタニルは、オピオイドμ受容体刺激作用により強い鎮痛作用を示すが、作用時間は短い。 → Read More