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第87回薬剤師国家試験 問52(基礎薬学) 病原微生物

病原微生物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 病原大腸菌の中には、大腸粘膜上皮細胞に侵入するものがある。
  2. マイコプラズマは、細胞壁をもたないが、ペニシリンにより増殖が抑制される。
  3. クラミジアは、細胞壁をもつが、リボソームをもたない。
  4. 化膿レンサ球菌は、タンパク質性の溶血毒素を産生する。

解答・解説

解答
1、4 

解説
1 正
病原大腸菌は、腸管病原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、毒素原性大腸菌、腸管凝集性大腸菌、腸管侵入性大腸菌に分類され、その中でも腸管侵入性大腸菌は、大腸粘膜上皮細胞に侵入して赤痢型の大腸炎を引き起こす。

2 誤
マイコプラズマは細胞壁を有していないため、細胞壁の合成を阻害するβ-ラクタム系抗菌薬により増殖抑制されない。

3 誤
クラミジアは細胞壁、リボソームを共に有している。なお、クラミジアは一般的な細菌と異なり、細胞壁がペプチドグリカンにより構成されていない。

4 正
化膿レンサ球菌は、タンパク質性の溶血毒素であるストレプトリジン-Oを産生する。

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