MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第94回薬剤師国家試験 問52(基礎薬学) ヒトのゲノム

ヒトのゲノムに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 体細胞には、44本の常染色体と2本の性染色体がある。
  2. タンパク質をコードするヒトの遺伝子数は2万〜3万であり、体内で実際につくられるタンパク質の種類もこの数を超えない。
  3. DNAメチル化状態などの親細胞の塩基配列以外の情報(エピジェネティック情報)は、娘細胞に伝わらない。
  4. 一塩基多型(SNP)は、個人の識別や個別化医療などに有用であり、遺伝子機能に影響するものもある。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正
正常ヒト体細胞(二倍体細胞)に含まれる染色体は46本であり、44本(22対)の常染色体と2本の性染色体が存在する。

2 誤
ヒトにおいて、ゲノムDNAに含まれる遺伝子数は約2〜3万であり、体内で実際に作られるタンパク質の種類はゲノムDNAに含まれる遺伝子数よりも多い。

3 誤
エピジェネティック情報は、娘細胞にも伝達される。

4 正
一塩基多型(SNP)は、個体のゲノム塩基配列中に一塩基の変異した多様性が集団内で1%以上の頻度で認められる塩基配列の異なる部分のことである。ヒトでは500〜1,000塩基に1つ程度SNPが存在しており、人間の遺伝的な個性を形成している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次