MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第94回薬剤師国家試験 問50(基礎薬学) 細胞小器官

真核生物の細胞内小器官に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。

  1. 核膜は、リン脂質の二重層からなる。
  2. 好気的酸化によるATP合成は、ミトコンドリア内で行われる。
  3. リソソームは、不要となった細胞成分や細胞が取り込んだ外来物質を分解する。
  4. 分泌タンパク質は、ゴルジ体に結合したリボソーム上で合成される。
  5. 核に局在するタンパク質は、核内で合成される。

解答・解説

解答
4、5

解説
1 正しい
 核膜は、リン脂質を主成分とする脂質二重層を基本構造としている。

2 正しい
 ミトコンドリアには、クエン酸回路、電子伝達系、酸化的リン酸化に関与する酵素群が存在しており、酸素を利用するATP産生反応(好気的酸化)が行われている。

3 正しい
 リソソームは、内側がpH5付近に保たれており、酸性条件下で作用する加水分解酵素を含んでいる。リソソームは、外来物質(異物)、不要となった細胞成分の分解、自己細胞の破壊、生理活性物質の活性消失などの機能を有する。

4 誤っている
 分泌タンパク質は、粗面小胞体に結合したリボソーム上で合成される。

5 誤っている
 核に局在するタンパク質は、遊離型リボソームで合成され選択的に核内に輸送される。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次