骨に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- Ca2+は、骨に一度沈着すると、一生の間遊離しない。
- 骨には、血管はほとんど分布していない。
- 骨芽細胞は、コラーゲンなどを分泌して骨形成を行い、骨細胞になる。
- 赤色骨髄は、血球産生の場である。
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骨に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
骨はリモデリングしており、Ca2+が沈着しても、破骨細胞により遊離する。
骨幹の中にはハーバス管とよばれる血管を通す管が存在しており、骨細胞にはハーバス管を通る血管を介して栄養、酸素が供給されている。
骨芽細胞は、骨基質を合成、分泌することに加え、基質にカルシウムなどの無機塩類を沈着させることで骨形成を促進する。なお、骨芽細胞は、骨形成が促進すると、自らが形成した骨基質の中に入り込み骨細胞となる。
骨髄には赤色骨髄と黄色骨髄があり、前者は血球産生の場として働き、後者は赤色骨髄の造血機能が低下し脂肪組織が増加することで認められる。
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