ヌクレオチド代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 動物細胞内における遊離プリンからのプリンヌクレオチド生合成には、ホスホリボシルピロリン酸が使われる。
- ピリミジンは、酸化されて尿酸となって排泄される。
- チミジル酸は、リボチミジル酸からヌクレオチドレダクターゼの作用により生成する。
- ジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害すると、プリン生合成が阻害される。
ヌクレオチド代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
遊離プリン(核酸代謝により生じたアデニン、グアニン)からプリンヌクレオチドが生成される経路をサルベージ経路という。サルベージ経路において、ホスホリボシルピロリン酸(PRPP)に遊離プリン(核酸代謝により生じたアデニン、グアニン)が結合することで新たなヌクレオチドが生合成される。
酸化されて尿酸となって排泄されるのは、プリン塩基(アデニン、グアニン)である。
チミジル酸は、デオキシウリジル酸(dUMP)からチミジル酸シンターゼの作用により生成する。
プリンの生合成には、葉酸の活性体であるテトラヒドロ葉酸が必要である。よって、テトラヒドロ葉酸の生成に関わるジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害すると、プリンの生合成が阻害される。
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