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第88回薬剤師国家試験 問40(基礎薬学) アミノ酸

アミノ酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. プロリンは、第二級α-アミノ酸である。
  2. アスパラギンやグルタミンは、酸性アミノ酸である。
  3. タンパク質中のシステインは還元により、ジスルフィド結合を形成する。
  4. タンパク質が示す280 nmでの紫外線吸収と蛍光の大部分は、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンに含まれる芳香環によるものである。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正
タンパク質を構成するアミノ酸は約20種類存在しており、そのほとんどは第一級α-アミノ酸(α位の炭素にアミノ基を有するアミノ酸)であるが、プロリンは第二級α-アミノ酸である。

2 誤
アスパラギンやグルタミンは、中性アミノ酸である。なお、アスパラギン、グルタミンが脱アミノ化されると、酸性アミノ酸であるアスパラギン酸、グルタミン酸が生成する。

3 誤
システインは構造中にチオール基(-SH)を有する含硫アミノ酸であり、タンパク質を構成しているアミノ酸のシステイン2分子のチオール基が酸化されることでジスルフィド結合(-S-S-)が形成される。

4 正
チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンは芳香族アミノ酸であり、これらを含むタンパク質は280 nmの紫外線を吸収する性質を有する。また、芳香族アミン酸は、280nm付近の励起光を照射すると蛍光発光する性質を有する。

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