反応速度の温度依存性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アレニウス式は、温度と平衡定数の関係を表している。
- 0次反応にはアレニウス式は適用できない。
- アレニウス式に従う反応の場合、アレニウスプロットでは右上がりの直線が得られる。
- 2つの反応のアレニウスプロットの傾きが等しい場合、その2つの反応の活性化エネルギーは等しい。
- アレニウスプロットの傾きの絶対値が大きい反応ほど、反応速度に与える温度の影響が大きい。
反応速度の温度依存性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
4、5
解説
1 誤
アレニウス式は、絶対温度と反応速度定数の関係を表している。
2 誤
アレニウス式は、反応次数に関係なく適用することができる。
3 誤
アレニウス式に従う反応の場合、アレニウスプロットでは右下がりの直線が得られる。
4 正
アレニウスプロットの傾きは、-Ea/R(Ea:活性化エネルギー、R:気体定数)であり、Rは定数であることから、アレニウスプロットの傾きが等しい場合、その2つの反応の活性化エネルギーは等しい。
5 正
アレニウスプロットの傾きの絶対値が大きい反応ほど、温度が変化することで反応速度定数が大きく変化する。そのため、アレニウスプロットの傾きの絶対値が大きい反応ほど、反応速度に与える温度の影響が大きい。
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