75歳男性。身長165cm、体重55kg。3年前に発症した右脳梗塞の後遺症のために、左半身麻痺があり、通院にてリハビリを行っている。ベッド上で過ごすことが多く、自力による体位変換はほとんどできず、1日3回のオムツ交換を行っている。今回、肺炎の疑いにて緊急入院となった。入院後、褥瘡対策チームが回診を行ったところ、仙骨部に3×5cmの褥瘡を認めた。創面は黄色、皮下脂肪組織までの欠損があり、感染を伴う混濁した黄色の浸出液が多く認められた。そのため、以下の処方で治療が開始されることとなった。
(入院時検査所見)
血清アルブミン2.1g/dL、CRP 11.0mg/dL、白血球18,000/μL、
AST 24IU/L、ALT 22IU/L、BUN 22.9mg/dL、血清クレアチニン0.9mg/dL
薬剤師から家族への説明として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- この薬は、滲出液が多い場合に使用します。
- この薬は、殺菌作用により患部の回復を早めるために使用します。
- この薬は、創面を保護するために使用します。
- 栄養状態が良くないので、十分な栄養が必要です。
- 褥瘡の重症化予防のため、定期的な体位変換が必要です。
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