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第108回薬剤師国家試験 問125 母子感染

下表の母子感染する疾患について、その病原体及び主な感染経路の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。

解答・解説

解答
1、3

解説
1 正
風しんの病原体は、風しんウイルスであり、主に胎盤を介して母子感染する。妊娠前期に風しんに感染した場合、出生児に先天性風しん症候群(聴覚障害、白内障、心疾患など)が現れることがある。

2 誤
淋菌感染症の病原体は、淋菌であり、主に産道を介して母子感染する。出生児が淋菌感染症に罹患すると、淋菌性結膜炎が現れることがある。

3 正
トキソプラズマの病原体は、トキソプラズマ原虫であり、主に胎盤を介して母子感染する。妊娠前期にトキソプラズマに感染すると、出生児に先天性トキソプラズマ症(水頭症、脈絡網膜炎など)が現れることがある。

4 誤
成人T細胞白血病の病原体は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)であり、主に母乳を介して母子感染する。出生児にHTLV-1が感染を予防するために断乳し、人工栄養哺育を行う。

5 誤
カンジダ症の病原体は、カンジダ属菌(真菌)であり、主に産道を介して母子感染する。出生児がカンジダ症に罹患すると、鵞口瘡(がこうそう)や皮膚炎が現れることがある。

 

 

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