電離放射線に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 放射線荷重係数は、α線よりγ線の方が大きい。
- 放射線の人体への影響は、細胞分裂の盛んな組織で大きい。
- 放射線の人体への影響の度合いを表す単位は、グレイ(Gy)である。
- α線放出核種の人体への影響は、体外被曝よりも体内被曝による方が大きい。
電離放射線に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
放射線荷重係数は、人体への影響を同じ尺度で評価するために設定された補正係数であり、α線よりγ線の方が小さい。
放射線の人体への影響は、細胞分裂の盛んな組織ほど、また未分化な組織ほど放射線感受性は高い(ベルゴニートリボンドーの法則)。
放射線の人体への影響の度合いを表す単位は、シーベルト(Sv)である。
体内被曝時の人体への影響は、電離能力が大きい放射線ほど大きく、α線>β線>γ線の順であり、また、体外被曝時の人体への影響は、透過度が大きい放射線ほど大きく、α線<β線<γ線の順である。
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