泌尿器系の機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- アルドステロンは、Na+再吸収を抑制し、K+分泌も抑制する。
- バソプレシンは、下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンで、水の再吸収を促進する。
- レニンは、腎臓の傍糸球体細胞で産生され、アンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンⅠに変換する。
- アンギオテンシンⅠは、アンギオテンシン変換酵素によりアンギオテンシンⅡに変換され、近位尿細管でのNa+の再吸収を抑制する。
泌尿器系の機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
アルドステロンは、集合管及び遠位尿細管におけるNa+再吸収を促進し、K+排泄も促進する。
バソプレシンは、下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンで、遠位尿細管後半部から集合管上皮細胞に存在するバソプレシンV2受容体に作用し、水の再吸収を促進する。
レニンは、腎臓の傍糸球体細胞で産生されるタンパク質分解酵素の一種で、アンギオテンシノーゲンに作用し、アンギオテンシンⅠを生成する。
アンギオテンシンⅠは、アンギオテンシン変換酵素によりアンギオテンシンⅡに変換され、アルドステロン分泌を促進させることで集合管、遠位尿細管でのNa+の再吸収を促進する。
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