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第92回薬剤師国家試験 問60(基礎薬学) アレルギー

アレルギーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. Ⅰ型アレルギーは、抗原特異的なIgEと結合した肥満細胞が、アレルゲンの結合により脱顆粒して起こる反応で、即時型過敏反応とよばれる。
  2. Ⅱ型アレルギーは、抗原と抗体による免疫複合体が組織に沈着することで起こる。
  3. Ⅲ型アレルギーでは、抗原と特異的に結合したIgGやIgMに、補体やエフェクター細胞が作用して細胞障害が起こる。
  4. Ⅳ型アレルギーは、抗原に感作されたT細胞の分泌するサイトカインがマクロファージなどを活性化して起こる反応で、遅延型過敏症とよばれる。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正
Ⅰ型アレルギーは、即時型過敏反応といわれ、抗原特異的なIgEと結合した肥満細胞、好塩基球が、アレルゲンの結合により脱顆粒することでヒスタミンなどのケミカルメディエーターが遊離されて起こる反応である。

2 誤
Ⅱ型アレルギーは、細胞傷害型といわれ、抗原と特異的に結合したIgGやIgMに、補体やエフェクター細胞が作用して細胞障害が起こる反応である。

3 誤
Ⅲ型アレルギーは、免疫複合体型といわれ、抗原と抗体による免疫複合体が組織に沈着することで起こる反応である。

4 正
Ⅳ型アレルギーは、遅延過敏症といわれ、抗原に感作されたT細胞の分泌するサイトカインがマクロファージなどを活性化して起こる反応である。

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