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第92回薬剤師国家試験 問48(基礎薬学) 筋肉・骨格系

筋肉・骨格系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 骨格筋、心筋及び平滑筋の収縮はいずれも、細胞質内のCa2濃度変化によって制御される。
  2. 骨格筋において、細胞膜の興奮はIP3(イノシトール1,4,5-トリスリン酸)によって筋小胞体に伝えられ、Ca2の遊離が起こる。
  3. 副甲状腺ホルモン(PTH)は、骨芽細胞による骨形成を促し、血漿のCa2濃度を下げる。
  4. カルシトニンは、破骨細胞による骨吸収を抑制し、血漿のCa2濃度を下げる。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正
骨格筋、心筋及び平滑筋の収縮はいずれも、細胞質内のCa2濃度変化により制御されている。なお、骨格筋は主に筋小胞体から遊離されるCa2により収縮し、心筋、平滑筋は主に細胞外から流入するCa2により収縮する。

2 誤
骨格筋において、細胞膜の興奮は活動電位の発生により筋小胞体に伝達され、Ca2の遊離が起こる。

3 誤
副甲状腺ホルモン(PTH)は、破骨細胞による骨吸収を促進し、血漿のCa2濃度を上昇させる。

4 正
カルシトニンは、甲状腺傍ろ胞細胞から分泌されるホルモンであり、破骨細胞による骨吸収を抑制し、血漿のCa2濃度を下げる。

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