図は結晶多形をもつ薬物Aについて15~35℃におけるリン酸緩衝液中の溶解度(S)の対数値を絶対温度(T)の逆数に対してプロットしたものである。この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、Aの溶解熱は測定温度範囲において一定とする。
- 図よりⅠ形からⅡ形への転移熱を知ることはできない。
- 薬物AのⅡ形からⅠ形への転移温度は約84℃である。
- 図中のTrは、Ⅰ形結晶の分解開始温度である。
- Ⅰ形及びⅡ形の結晶とも溶解熱は負の値を示す。
- Tr以上の温度になると、Ⅰ形結晶の方がⅡ形結晶より高い溶解度を示すことが予測される。
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