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コホート研究(症例対照研究)、ケースコントロール研究(要因対照研究)

観察研究には、コホート研究(症例対照研究)及びケースコントロール研究(要因対照研究)がある。

◉コホート研究(症例対照研究)
患者集団を投与群、非投与群に分け、時間軸に沿って疾病の発症などを観察する。

長所 短所 指標
  • 発生率が得られる
  • 曝露情報の妥当性が高い
  • 時間、費用、労力を要する
  • 希少疾病の調査に不向き
リスク比
オッズ比

ケースコントロール研究(要因対照研究)

有害事象が発生した症例(ケース)群有害事象が発生していない対照(コントロール)群に分けて、有害事象の発生との関連が疑われる薬剤への曝露の有無の割合をそれぞれの群で後ろ向きに調査する。

長所 短所 指標
  • 1つの疾患につき複数の曝露を対象にできる
  • 時間、費用、労力が少ない
  • 希少疾病の検討に有効
  • 疾病発生の妥当性が高い
  • 交絡やバイアスの制御が困難
  • まれな曝露には不向き
  • 罹患率や寄与危険が得られない
  • 適切な対照の選択が必要
オッズ比

コホート研究、ケースコントロール研究に用いられる指標

 

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