呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 右気管支の分枝方向は左気管支より垂直で短くかつ太いので、気管に落ち込んだ異物は右気管支へ入りやすい。
- 気管支平滑筋は交感神経の興奮によって収縮し、副交感神経の興奮によって拡張する。
- 肺表面は薄い横隔膜によりおおわれて、保護されている。
- 肺胞上皮細胞には、ガス交換に関与するⅠ型細胞と表面活性化物質を産生するⅡ型細胞がある。
呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
右気管支は左気管支に比べ、垂直で短くかつ太く作られているため、気管に落ち込んだ異物は右肺に入りやすい。
気管支平滑筋は交感神経の興奮により拡張し、副交感神経の興奮によって収縮する。
肺は壁側胸膜と臓側胸膜により形成されている胸膜腔に覆われている。なお、横隔膜は胸腔と腹腔の間に存在するドーム状の腹状筋であり、収縮することにより胸腔容積を増大させることで吸息運動に関わる。
肺胞上皮細胞にはⅠ型細胞とⅡ型細胞が存在し、Ⅰ型細胞はガス交換に関与し、Ⅱ型細胞は表面活性物質を分泌することで表面張力を低下させ、肺に膨張に必要なエネルギーを少なるすることに関与している。
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