糖質の代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- D-グルコースが解糖系により代謝されるとき、中間体としてリン酸化体を経由する。
- 解糖系に関与する酵素群は、ミトコンドリアに局在している。
- グリコーゲンにグリコーゲンホスホリラーゼが作用すると、D-グルコース-1-リン酸が生成する。
- ラクトースにβ-ガラクトシダーゼが作用すると、2分子のD-ガラクトースが生成する。
糖質の代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤解答・解説
1、3
1 正
解糖系は、細胞質に存在する嫌気的解糖系酵素によりグルコースがピルビン酸、乳酸に代謝される経路であり、中間体としてリン酸化体(グルコール-6-リン酸、フルクトース-1,6-リン酸)を経由する。
解糖系に関与する酵素群は、細胞質に局在している。
貯蔵多糖であるグリコーゲンにグリコーゲンホスホリラーゼが作用すると、グルコース-1-リン酸に加リン酸分解される。その後、グルコース-1-リン酸は、ホスホグルコムターゼによりグルコース-6-リン酸となり、肝臓、腎臓ではホスファターゼが作用することでグルコースが生成し、血液中に放出される。
ラクトースにβ-ガラクトシダーゼが作用すると、ガラクトースとグルコースが生成する。
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