タンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ヒストンは、DNAに強く結合する酸性タンパク質で、メチル化やアセチル化の修飾を受ける。
- タンパク質はそれぞれ固有の等電点を有し、一般にタンパク質がリン酸化されると等電点は影響を受ける。
- ヘムタンパク質である酵素にヘムが存在しない場合をホロ酵素とよぶ。
- 活性酸素を除去する働きが知られているスーパーオキシドジスムターゼは、銅や亜鉛を含むタンパク質である。
タンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
ヒストンは、塩基性アミノ酸であるリジン、アルギニンを多数含有する塩基性タンパク質である。
等電点とは、タンパク質分子全体の+と-が等しくなり、実効電荷が±0のときのpHのことである。タンパク質がリン酸化されると負に荷電するため、等電点が変化する。
ヘムタンパク質である酵素にヘムが存在しない場合をアポ酵素という。酵素分子には、活性を発現するに当たり非タンパク質成分を必要とするものが存在しており、酵素タンパク質-非タンパク質成分複合体をホロ酵素という。また、酵素から非タンパク質を取り除いた酵素タンパク質をアポ酵素という。
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、金属タンパク質であり、銅や亜鉛を含む。
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