細菌の毒素に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 内毒素は、グラム陽性菌外膜に存在するリポ多糖である。
- ウェルシュ菌のα毒素は、ガス壊疽を引き起こす。
- ボツリヌス毒素は、内毒素に分類される。
- ジフテリア毒素のAフラグメントは、ADPリボシル化活性を有する。
細菌の毒素に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
内毒素は、グラム陰性菌の外膜に存在するリポ多糖である。
ウェルシュ菌は、ガス壊疽の原因菌であり、創傷面から侵入感染し、α毒素を産生することで筋肉、細胞膜、腎尿細管を著しく障害し、壊疽を引き起こす。
ボツリヌス毒素は、ボツリヌス菌が菌体外に分泌するため外毒素に分類される。
ジフテリア毒素のAフラグメントは、ADPリボシル化活性を有しており、ペプチド鎖伸長因子(EF2)をADPリボシル化することにより不活化することでタンパク質の合成を阻害する。
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