糖の代謝とエネルギー産生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 解糖とは、グルコース1molがフルクトース1,6-ビスリン酸を経てピルビン酸2molに変わり、ATPを2mol生産する代謝経路である。
- クエン酸サイクルでは、クエン酸がオキサロ酢酸になる過程で、遊離するエネルギーをNADHなどに変換する。
- ミトコンドリアの電子伝達系は、ATPを用いてH+の電気化学的勾配を形成する。
- ミトコンドリアのATP合成酵素は、NADHを酸化しH+駆動力を形成する。
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糖の代謝とエネルギー産生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤解答・解説
1、2
1 正
解糖系では、グルコース1molは、グルコース-6-リン酸、フルクトース-1,6-ビスリン酸、2molのグリセルアルデヒド-3-リン酸を経て、2molのピルビン酸となる。また、解糖系ではグルコース1mol当たり2molのATPを消費し4molのATPを生成するため、差し引き2molのATPが産生されることとなる。
クエン酸サイクルでは、アセチルCoAとオキサロ酢酸の縮合によるクエン酸の生成からはじまり、脱水素反応、脱炭酸反応によりオキサロ酢酸が生成される。クエン酸サイクルの過程における脱炭酸反応、脱水素反応では、エネルギー(遊離エネルギー)が生じ、これらによりNADH、FADH2が生じる。
ミトコンドリアの電子伝達系は、電子伝達複合体での酸化還元反応により生じるエネルギー差を利用して、H+の電気的勾配を形成する。なお、ミトコンドリア内膜上に存在するATP合成酵素により、膜間腔内のH+がマトリックス側に流入する際ATPが合成される。
ミトコンドリアのATP合成酵素は、電子伝達系で生じたH+の電気化学的勾配を利用してATPを合成する酵素である。
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