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第86回薬剤師国家試験 問30(改)(基礎薬学) 液体クロマトグラフ法

液体クロマトグラフ法に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. シリカゲルを固定相に用いる系では、溶質の保持を支配する主な要因は疎水結合である。
  2. イオン交換体を固定相に用いる系では、主に移動相のpHと塩濃度が解離基をもつ溶質の保持を決定する。
  3. C18充填剤(ODS)を固定相、アセトニトリルと水の混液(体積比=1:1)を移動相に用いる系では、フェノールはナフタレンよりも遅く溶離される。
  4. 三次元網目構造を有するサイズ排除型充填剤を固定相に用いる系では、充填剤の網目より大きい分子は小さい分子よりも一般に保持時間が短い。

解答・解説

解答
2、4

解説
1 誤
シリカゲルを固定相に用いる系では、溶質の保持を支配する主な要因は水素結合である。

2 正
イオン交換体を固定相に用いる系では、移動相のpH、塩濃度を変化させると溶質の保持力が変化する。

3 誤
C18充填剤(ODS)を固定相、アセトニトリルと水の混液(体積比=1:1)を移動相に用いる系では、脂溶性が高い方が保持されやすいため、フェノールはナフタレンよりも速く溶離される。

4 正
三次元網目構造を有するサイズ排除型充填剤を固定相に用いる系では、充填剤の網目より小さい分子は保持されやすく、大きい分子が保持されにくいことから、充填剤の網目より大きい分子は小さい分子よりも一般に保持時間が短い。

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