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第108回薬剤師国家試験 問32 心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体刺激薬

心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体を刺激する心不全治療薬はどれか。1つ選べ。

  1. コルホルシンダロパート
  2. ピモベンダン
  3. カルペリチド
  4. ミルリノン
  5. イバブラジン
解答・解説

解答

動画解説

解説
1 誤
コルホルシンダロパートは、心筋および血管平滑筋において、アデニル酸シクラーゼを直接活性化し、cAMP濃度を上昇させることにより心筋収縮力を増大させるとともに血管拡張作用を示し、後負荷を軽減する。

2 誤
ピモベンダンは、心筋のトロポニンCのCa2に対する感受性を増大させる。また、ホスホジエステラーゼⅢを阻害することで、心収縮力を増大させる。

3 正
カルペリチドは、血管および腎臓の心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体に結合し、膜結合型グアニル酸シクラーゼを活性化することで細胞内のcGMPを増加させ、血管拡張、利尿作用を示す。

4 誤
ミルリノンは、ホスホジエステラーゼⅢを阻害し、細胞内のcAMPを増加させることにより心筋収縮力を増大させる。

5 誤
イバブラジンは、過分極活性化環状ヌクレオチド依存性チャネルを阻害し、活動電位の拡張期脱分極相における立ち上がり時間を延長させ、心拍数を減少させる。

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