以下の構造式で表されるダイゼインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- カッコンに含まれる成分の一つである。
- A環の炭素原子は、シキミ酸由来である。
- 2-フェニルクロモン骨格を有している。
- ヒトに対してエストロゲン様作用がある。
- マグネシウム-塩酸反応で陽性を示す。
以下の構造式で表されるダイゼインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、4
解説
1 正
ダイゼインは、生薬であるカッコンなどに含まれる成分であり、イソフラボノイド(3-フェニルクロモン骨格を有する)である。
2 誤
イソフラボノイドは、シキミ酸経路と酢酸–マロン酸経路の複合経路により生合成され、A環の炭素原子は、マロニルCoA由来である。
3 誤
解説1参照
4 正
ダイゼインはイソフラボノイドであり、ヒトに対してエストロゲン様作用を示す。
5 誤
マグネシウム–塩酸反応は、フラボノイド類の確認に用いられる反応であり、イソフラボノイドであるダイゼインでは陰性を示す。
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