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第107回薬剤師国家試験 問105(理論問題) 確認試験

日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、っているのはどれか。1つ選べ。

「本品1mLにヨウ素試2mL及びA試液2mLを加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」 

  1. ヨウ素は求電子剤として働く。
  2. イソプロパノールはこの確認試験で陽性となる。
  3. 化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。
  4. Aは水酸化ナトリウムである。
  5. 淡黄色の沈殿はヨードホルムである。

解答・解説

解答

解説
 「本品1mLにヨウ素試2mL及び(A:水酸化ナトリウム)試液2mLを加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」のは、メチルケトンの構造の確認試験として用いられるヨードホルム反応である。
 塩基性条件下、構造中にメチルケトンを有する化合物にヨウ素を反応させると、メチル基の炭素に結合しているHがIに置換され、その後、OHがカルボニルの炭素を求核的に攻撃し、カルボン酸塩とヨードホルム(淡黄色の沈殿)が生成される。なお、イソプロパノールは酸化されることでメチルケトン構造を生成するため、ヨードホルム反応で陽性となる。

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